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診療案内

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もの忘れ外来

もの忘れ外来

もの忘れ外来

重要なのが早期発見、早期治療です。


些細なことでも日常生活の中で気になる症状がある場合、


悩まずに気軽に受診されてください。

もの忘れ外来とは?

もの忘れは歳を取るに従って、誰にでも見られる加齢性現象です。
多くの方はもの忘れが見られても、病院を受診することはしないと思います。
しかし、その中に、次第に記憶・判断・思考などの能力に支障を来たし、日常生活に問題を生じるものがあります。
認知症は、薬により進行を遅らせることはできても、根本的に治癒させることは最新治療をもってしても難しい現状です。そこで重要なのが早期発見、早期治療です。
認知症の前段階・初期段階で適切に治療を行うことで、正常化したり、進行を遅らせたりすることができる可能性があります。
実際に高齢化社会の進行に伴い、認知症の患者さまは増加の一途をたどっています。
些細なことでも日常生活の中で気になる症状がある場合、悩まずに気軽に受診されてください。

※実際に受診を考えておられる方は、初診の方へのページを参照ください

もの忘れ外来とは?

実際の診察では、
このような
診察・治療・予防を
行なっていきます

診察・検査

  • 日常生活障害の評価

    患者さま・ご家族からの問診を行います。日常の中での必要な情報を聞き漏れや言い忘れが無いように、問診票も活用しております。

  • 神経学的診察

    医師が脳、脊髄、末梢神経の問題がないかを診察します。特にレビー小体型認知症など一部の疾患は、パーキンソン症状が見られることもあります。

  • 認知機能テスト

    MMSEや長谷川式簡易知能評価(HDS-R)をはじめとしたいくつかのテストを問診や診察から判断して、必要に応じて実施致します。

  • 血液検査

    特に認知機能低下と関係のある内分泌・代謝疾患の除外を行います。

  • 心電図検査

    認知症のお薬は、ある種の不整脈の方には服用ができません。そのため、前もって重篤な不整脈がないか調べる必要があります。

  • 画像診断(CT検査)

    脳の萎縮など脳の状態の様々な情報がわかる検査です。また中には正常圧水頭症や慢性硬膜下血腫といった手術で治る可能性のある認知症があります。そういった疾患の発見には必須の検査になります。

  • メンタルチェック

    精神状態の不調から、認知症に似た症状を呈することがあります。認知症を診断するにあたり、念頭に置く必要があります。

治療・予防

  • 認知症の進行を遅らせること

    現在、我が国で使用できる抗認知症薬はいくつかの種類があり、それらには各々の特色があります。認知機能の状態やその方の生活状況を考慮して薬を選択することが望ましいです。受診時は薬の特色をわかりやすくご説明させていただき、適切な薬をお出しできるように提案させていただきます。また薬だけでなく、糖尿病などの生活習慣病が発症や進展に影響を与える影響も大きく、こちらに関しても当院でケアを行なっていきます。

  • 認知症があっても過ごしやすい生活を送れること

    認知症の患者さまでは、以前できていた日常生活における些細な行為にも支障を来たし、意欲低下・興奮・不安・妄想・不眠・うつ・幻覚・徘徊など、他者から見ると行動が的外れでちぐはぐになることがあります。このような症状の背景に身体疾患がないか。心のケアが必要ではないかを診察させていただき、その人らしさを尊重しながらケアをさせていただきます。また介護する方の疲労や心のケアも時には必要となり、状況に応じて介護に関する相談窓口の案内や地域の認知症医療センターとの連携も密に行なっております。

  • 予防のための情報提供を行います

    多くの研究結果により、認知症の発症リスクを高める習慣や疾病が明らかになってきております。認知症予防には成人する前から始まっているものや高齢期になってから修正可能な危険因子もあります。受診される患者さまの状況を確認させていただき、予防のために必要な情報の提供と必要時は総合的な診断と治療を行なっていきます。

こんなことに思い当たりませんか?
まずはチェックしてみましょう!

認知症セルフチェックリスト

認知症セルフチェックリスト

Q1

5分前に聞いた話を思い出せなかったり、周りから「いつも同じことを聞く」などと指摘をよくされますか?



Q2

以前に比べて仕事や家事の段取りが悪くなりましたか?



Q3

以前より馴染みの場所や道で迷うことがありますか?



Q4

以前に比べて、周囲への配慮が無くなったり、孤立するようなことがありますか?



Q5

以前に比べて、落ち着きが無くなったり、周囲のことに注意がそれやすくなりましたか?



Q6

貯金の出し入れや、家賃や公共料金の支払いは一人でできますか?



Q7

一人で買い物に行けますか?



Q8

バスや電車、自家用車などを使って一人で外出できますか?



Q9

自分で掃除機やほうきを使って掃除ができますか?



Q10

電話番号を調べて、電話をかけることができますか?



診断する

合計

5点以上は、認知機能低下や社会生活に
支障が出ている可能性があります。
お近くの医療機関や相談機関にご相談ください。

※ このチェックリストの結果はあくまで目安です。医学的診断に代わるものではありません。
認知症の診断は医療機関での受診が必要です。セルフチェックリストの点数が問題なくとも、疑わしい症状があるときは必ず医療機関に相談されてください。
※ 身体機能が低下している場合は、点数が高くなる可能性があります。