福岡県飯塚市で認知症なら西園内科クリニック

認知症とは

認知症とは、「一度正常に達した認知機能が、後天的な脳の障害によって持続的に低下し、日常生活や社会生活に支障をきたすようになった状態」を指します。認知症の診察では、現在の認知機能だけでなく、「以前と比べてどのように変化したか」を確認することが大切です。そのため、これまでの生活や仕事、得意だったこと、日常生活の様子などをご本人やご家族から詳しく伺います。もし、これまでは問題なく行えていた買い物や薬の管理、金銭管理(IADL/手段的日常生活動作)などが難しくなり、周囲との対人関係や仕事に支障が出始めているのであれば、それは脳の何らかの障害によるサインかもしれません。一方で、認知機能の低下は認められるものの、日常生活に大きな支障が出ていない状態は「軽度認知障害(MCI)」と呼ばれ、早期発見・早期介入の重要なポイントとなります。

西園内科クリニック

認知症の症状チェック

アルツハイマー型認知症は一般的に年単位の時間をかけて徐々に進行します。もし症状が急に現れた場合は、他の脳疾患や内科疾患の可能性があるため、速やかな精査が必要です。ご家族や身近な方に、以下のような変化があればご相談ください。

記憶に関すること 同じことを何度も聞く、約束の日付を忘れる、お薬の飲み忘れが目立つ。
意欲・感情に関すること 以前より怒りっぽくなった、一日中ぼんやりしている、お風呂に入りたがらない。
行動・判断に関すること 仕事や家事の段取りが悪くなった、ゴルフなどの趣味に行かなくなった、迷子になった。
理解に関すること 物の名前が出てこない、つじつまの合わない話をすることがある。

こうした変化は、単なる性格の問題ではなく、認知機能の低下や身体・精神面の病気が背景にある場合があります。

認知症の種類

アルツハイマー型認知症

認知症の中で最も多く、初期には「直近の出来事を忘れる」記憶障害が目立ちます。次第に「今日がいつか分からない」といった見当識障害、「料理や買い物などを段取りよくできなくなる」実行機能障害や、迷子になるなどの視空間認知障害へと進行します。身の回りのことは比較的長く自分で行えますが、徐々に金銭管理や薬の管理が難しくなります。

脳血管性認知症

脳梗塞や脳出血などの脳血管障害に関連して生じる認知症です。高血圧、糖尿病、脂質異常症、喫煙などは脳血管障害の重要なリスク因子となります。症状は障害された脳の部位や範囲によって異なり、注意力や実行機能の低下、意欲低下などが目立つことがあります。

レビー小体型認知症

初期から「実際にはないものが見える(幻視)」や「気分が沈む(うつ症状)」「昨日はしっかりしていたのに今日は話が通じにくい」といった変動のある注意・集中の障害、寝ている間に大声を出したり暴れたりする「レム睡眠行動異常」などが見られることがあるのが特徴です。症状に波がある(頭の冴え方が変わる)のもこのタイプの特徴です。

前頭側頭型認知症

初期から、社会的なルールを守りにくくなる、周囲への配慮が乏しくなる、同じ行動を繰り返す、食行動が変化するなど、性格や行動の変化が目立つことがあります。記憶障害が初期には目立たない場合もあります。

当院の認知症診療への取り組み

西園内科クリニックでは、飯塚市の認知症相談窓口の担当医として、地域に根ざした専門的な診療を行っています。
当院の強みは、詳細な問診・診察と頭部CT検査などを組み合わせた原因の評価です。特に、正常圧水頭症や慢性硬膜下血腫といった「適切に治療をすれば改善する可能性のある疾患」についても確認しています。
ご家族だけで抱え込まず、まずは些細な変化でも私たちにご相談ください。

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