- ホーム
- 慢性疾患
慢性疾患とは
慢性疾患の代表的なものには、高血圧や糖尿病などの生活習慣病をはじめ、気管支喘息、慢性的な頭痛、便秘症などがあります。慢性疾患の多くは、完全に「完治」させることが難しい反面、適切な医療介入や生活習慣のコントロールによって病勢をコントロールし、日常生活への影響をできるだけ少なくすることが可能です。
当院では、患者様お一人おひとりの現在の生活リズムや価値観に優しく寄り添い、長く笑顔で付き合っていける「柔軟で優しい医療」を大切にしています。
<部位別>このような症状はご相談ください
以下のような症状が数週間から数ヶ月以上にわたって続いている、あるいは繰り返している場合は、我慢せずに当院の一般内科へご相談ください。症状の背景には、慢性的な疾患が隠れている場合があります。
頭・神経の症状
慢性的な頭痛(片頭痛など)、繰り返すめまい、最近忘れっぽくなったなどの症状が気になる場合は、一度ご相談ください。
考えられる主な疾患
緊張型頭痛・片頭痛
頭痛を繰り返す場合には、緊張型頭痛や片頭痛などの慢性頭痛が考えられます。緊張型頭痛では、頭全体を締め付けられるような痛みがみられることがあり、片頭痛ではズキズキと脈打つような痛みや、吐き気、光や音を不快に感じるなどの症状を伴うことがあります。
軽度認知障害(MCI)・認知症
「最近もの忘れが増えた」「同じことを何度も聞く」「以前できていたことに時間がかかるようになった」といった変化がみられる場合には、加齢によるもの忘れだけでなく、軽度認知障害(MCI)や認知症などが関係している可能性があります。当院では、もの忘れに関するご相談にも対応しています。
めまいについては、耳の病気や血圧の変化、貧血、神経系の病気などさまざまな原因が考えられるため、症状や経過を確認しながら必要な検査や診療につなげます。
胸・呼吸器の症状
朝方や夜間にひどくなる咳、呼吸時のゼーゼー・ヒューヒューという音(喘鳴)、少し動いただけで息切れがする、動悸が続くなどの症状がある場合はご相談ください。
考えられる主な疾患
気管支喘息
気管支喘息は、気道に慢性的な炎症が起こることで、咳や喘鳴、息苦しさなどを繰り返す疾患です。特に夜間や早朝に咳が強くなることがあり、季節の変わり目や気温差、アレルギーなどをきっかけに症状が悪化する場合もあります。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)
慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、主に長期間の喫煙などによって肺の働きが低下する疾患です。長引く咳や痰、階段や坂道を歩いたときの息切れなどが代表的な症状で、徐々に進行するため年齢のせいだと思われているケースもあります。
睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸が何度も止まったり浅くなったりする疾患です。大きないびきや日中の眠気、起床時の頭痛、熟睡感がないなどの症状がみられることがあります。高血圧などの生活習慣病との関連もあるため、気になる症状がある場合は早めのご相談をおすすめします。
お腹・消化器の症状
慢性的な便秘、下痢と便秘を頻繁に繰り返す、慢性的な胃の痛み、日常的な胃もたれや胸焼けなどの症状が続いている場合はご相談ください。
考えられる主な疾患
慢性便秘症
慢性便秘症では、排便回数が少ない、便が硬く出しにくい、排便後も便が残っているように感じるなどの症状が続きます。食生活や運動不足だけでなく、服用している薬や基礎疾患などが便秘に影響している場合もあります。
過敏性腸症候群(IBS)
過敏性腸症候群(IBS)は、腹痛や腹部の不快感とともに、下痢や便秘などの便通異常を繰り返す疾患です。検査で明らかな異常がみつからなくても症状が続くことがあり、ストレスや食生活、生活リズムなどさまざまな要因が関係すると考えられています。
逆流性食道炎
逆流性食道炎は、胃酸などが食道へ逆流することで、胸焼けや酸っぱいものが上がってくる感じ、胃もたれ、喉の違和感などがみられる疾患です。症状を繰り返している場合には、生活習慣の見直しや薬による治療が必要になることがあります。
慢性胃炎
慢性的な胃の痛みや胃もたれ、食欲不振などが続く場合には、慢性胃炎などが関係している可能性があります。症状や経過によって必要な検査を検討し、原因に応じた治療につなげます。
全身・その他の症状
寝付きが悪い、夜中に何度も目が覚める、十分寝ているのに疲れが取れない、身体がずっと重だるい、動悸や体重の変化が気になるなどの症状が続いている場合も、身体の不調が隠れていることがあります。
考えられる主な疾患
不眠症
不眠症では、寝付きが悪い、夜中に何度も目が覚める、朝早く目が覚める、十分眠った感じがしないといった睡眠の問題が続きます。睡眠不足によって、日中の眠気や集中力の低下、倦怠感などにつながることもあります。
睡眠時無呼吸症候群
十分な睡眠時間を確保しているにもかかわらず、朝起きたときから疲れている、日中に強い眠気があるといった場合には、睡眠時無呼吸症候群が隠れている可能性があります。特に大きないびきや、睡眠中に呼吸が止まっていると指摘されたことがある方はご相談ください。
貧血
貧血によって身体に十分な酸素を届けにくくなると、慢性的な倦怠感や息切れ、動悸、めまいなどの症状が現れることがあります。血液検査などによって状態を確認し、原因に応じて治療を行います。
甲状腺疾患
甲状腺は、身体の代謝を調整するホルモンを分泌する臓器です。甲状腺ホルモンのバランスが崩れると、動悸や倦怠感、体重の増減、暑がり・寒がり、むくみなど、全身にさまざまな症状が現れることがあります。症状だけではほかの疾患との区別が難しい場合もあるため、血液検査などを行いながら原因を確認します。
慢性疾患の検査について
慢性的な症状の原因は一つとは限りません。当院では、診察や血液検査、尿検査などを行い、症状やこれまでの経過、生活習慣、服用しているお薬なども確認しながら原因を探っていきます。
必要に応じてマルチスライスCTや超音波(エコー)検査なども活用し、症状や疾患に応じた検査を行っています。より専門的な検査や治療が必要と判断した場合には、適切な医療機関へご紹介します。
慢性疾患を放置するリスク
慢性疾患の多くは、初期段階では痛みがなかったり、自覚症状が乏しかったりするため、「特に生活に困っていないから」と受診を先延ばしにされてしまう患者様が少なくありません。しかし、治療を行わずに放置することで、病気が少しずつ進行してしまうことがあります。
例えば、高血圧や糖尿病などを適切に管理せずにいると、動脈硬化や臓器障害が進行し、脳梗塞や心筋梗塞、腎機能の低下などにつながる可能性があります。
また、生活習慣病を適切に管理することは、将来の健康を守るうえでも重要です。自覚症状がない段階から、定期的な検査や生活習慣の見直しを行い、必要に応じて治療を続けていきましょう。
まずはご相談ください
当院長は、特定の臓器だけを見るのではなく、体全体をトータルに診療する総合診療・家庭医療を深く経験してきました。
そのため当院では、高血圧や糖尿病などの生活習慣病、喘息などの呼吸器疾患、慢性的な頭痛や便秘、もの忘れなど、複数のお悩みについてまとめてご相談いただけます。
また、複数の医療機関から処方されているお薬についても、お薬手帳などを確認しながら、重複や飲み合わせ、副作用などに配慮した診療を行っています。
「どの診療科を受診すればよいか分からない」「いくつかの症状をまとめて相談したい」といった場合も、まずはお気軽にご相談ください。